毎年、冬場になると猛威を振るうインフルエンザ。この時期必要とされるのがタミフルという抗インフルエンザ薬です。しかし、タミフル耐性と言ってタミフルの効果を無効にしてしまうインフルエンザウイルスが存在します。

タミフル75mgの錠剤の写真

検査キットの正確さとタミフルとリレンザの効果比較

インフルエンザの検査をする際は、熱が出てすぐに検査してはいけません。インフルエンザ発症から12時間以内の場合、体内のインフルエンザウイルスの数がまだ多くなく、正しく判断することが難しい場合があるのです。検査で陰性であったからといって、必ずしもインフルエンザでないとはいえません。検体を採取するのは、喉や鼻の奥からですが、それも100%ではなく、採取方法により陽性率も多少変わってくるからです。また、検査キットも、A型とB型のウイルスを検査できるようになりましたが、コントロールと呼ばれる部位に線が現れない場合検査は無効となったり、陰性となっても症状から見て、検査結果が偽陰性の場合もあります。
検査が陽性であったり、陰性であってもインフルエンザと判断された場合は、治療薬を処方されます。
タミフルとリレンザは良く使用されている治療薬です。いずれも、A型とB型のウイルスに効果があり、ウイルスの増殖を抑えるため48時間以内に服用しないといけません。
タミフルはカプセルまたはドライシロップの内服薬で、1回1錠を1日2回、5日間内服します。副作用としては、下痢や腹痛、嘔吐といった消化器症状が出やすいことがあげられます。タミフルの一番の心配なことは小児の異常行動が見られることがあることです。10代の患者には使用が制限されています。また、タミフル耐性ウイルスが出現しています。
リレンザは吸入薬で、1回2吸入を1日2回、5日間続けなければなりません。副作用として喘息など呼吸器系統に疾患のある場合悪化することがあります。また、吸入がきちんと行われないと効果が低くなってしまいます。リレンザの耐性ウイルスは今のところ見つかっていません。
内服薬という飲みやすさはタミフルにあり、耐性ウイルスがいないという点ではリレンザが有効でしょう。