毎年、冬場になると猛威を振るうインフルエンザ。この時期必要とされるのがタミフルという抗インフルエンザ薬です。しかし、タミフル耐性と言ってタミフルの効果を無効にしてしまうインフルエンザウイルスが存在します。

タミフル75mgの錠剤の写真

タミフルとラピアクタの使用と体重

タミフルもラピアクタも基本的にはインフルエンザ治療薬ですが、その使用方法が異なります。

タミフルは経口薬で、ノイラミニダーゼ阻害薬としてインフルエンザウイルスに有効とされています。
インフルエンザ発症後48時間以内に服用することで、ウイルスの増殖を防ぐ作用があります。

ただ、インフルエンザウイルスそのものをやっつけるわけではないので、増殖は防げても高熱や関節痛といった症状がすぐに良くなるわけではありません。

一方タミフルとは違い点滴で薬を体内に流し込むラピアクタは2010年に使用され始めた比較的新しい薬です。
48時間以内に点滴する必要があるのはタミフルと同じですが、タミフルよりも解熱効果があり、重症患者に使用されることが多いです。

また、15分間点滴するだけで済み、投与が一回で済むというのも便利です。

投与する際の薬の量は体重によって変わりますが、タミフルの場合は成人は37.5kg以上であれば一日の投与は2回の5日間服用することが望ましいとされています。
子供に投与する場合には、用量は体重に左右されることが多いので、診察の際に親は自分の子供の体重をしっかりと把握しておく必要があります。

ラピアクタの場合は、成人は一回300mgを点滴し、体重の軽い幼児などは、やはり体重によって変わります。

ラピアクタは一回の投与で済みますが、タミフルは5日間分しっかり飲むことが良いとされています。

症状が落ち着いたからと途中でやめてしまうと薬に耐性ができてしまうのと、のどの粘膜に残っている場合にはまた再発する恐れがあるので、医療機関から処方された分は自己判断で途中でやめたりせずにしっかりと飲むようにするのが望ましいでしょう。